2023年5月30日
日本トムソン株式会社
株式会社クリーンエナジーコネクト
日本トムソンとクリーンエナジーコネクトが
国内ベアリング業界で初のバーチャルPPAサービス契約を締結
ベアリングおよび関連機器の製造・販売を行う日本トムソン株式会社（代表取締役社長：宮地茂樹、以下「日本トムソン」）と脱炭素経営企業、RE100参加企業等のお客様に対して脱炭素ソリューションをご提供する株式会社クリーンエナジーコネクト（代表取締役：内田鉄平、以下「クリーンエナジーコネクト」）は、国内ベアリング業界初となるバーチャルPPAサービス契約（Power Purchase Agreement：電力購入契約）を締結しました。
クリーンエナジーコネクトは、大規模な太陽光発電所を建設せず、全国各地にある休耕地など小規模で土地の造成が不要な平地を活用することで、周辺の自然環境への影響を最小限に抑えつつスピーディーなNon-FIT太陽光発電所の開発・保有・運営を可能にしております。
日本トムソンは、様々な社会課題より特定したマテリアリティの1つである「豊かな地球環境の実現に向けた企業活動の推進」の達成に向け、2030年度に2018年度比で50％以上のCO2排出量削減、2050年度にカーボンニュートラルの実現を目指しています。その取り組みの一環として、バーチャルPPAサービス契約をクリーンエナジーコネクトと締結し、国内の各営業拠点・生産拠点を対象とした再生可能エネルギーの調達を行います。また、再生可能エネルギーの調達に“追加性※１”の視点が重要と考えており、この太陽光発電所から創出する“追加性”のある環境価値を非ＦＩＴ非化石証書として全量を購入し、国内の各営業拠点・生産拠点で使用する電力に活用します。これにより、“追加性”のある再生可能エネルギーの環境価値がクリーンエナジーコネクトから日本トムソンに長期で提供されます。なお、太陽光発電所の年間の発電量は約84万kWhとなり、削減効果として約340t-CO2の温室効果ガスの削減が見込まれます。これは、日本トムソン単独における2022年度のScope2排出量の約2.1％に相当し、日本トムソンの国内各営業拠点で使用する電力の100％再エネ化が実現されます。また、余剰分に関しては国内生産拠点である岐阜製作所で使用する電力の再エネ化に活用されます。
当該契約スキームのイメージは下図の通りとなります。
今後も日本トムソンは、“追加性”を重視した再生可能エネルギーの調達を進めるべく、当該契約のマッチングサービス提供者である株式会社ホールエナジーの協力を得ながら、クリーンエナジーコネクトとの協業を拡大し、更なる太陽光発電の導入検討を進めます。また、カーボンニュートラルに向けた積極的な省エネ活動を展開するとともに、CO2排出量削減に向けた様々な手法の可能性を模索し計画的に実行することにより、社会全体の再生可能エネルギー普及にも貢献してまいります。
※１“追加性”（additionality）とは、企業の選択した調達方法が再生可能エネルギーへの投資を促進し、化石燃料の代替に繋がっているものを表すもので、再生可能エネルギーの調達に積極的な企業の中で、重要視されている。
※２ RE100は、Renewable Energy 100%の略で、企業が自らの事業の使用電力を100％再エネで賄うことを目指す国際的なイニシアティブ。399社の世界や日本の企業が参加している。
（2023年3月1日現在）
会社概要
【本件に関する問合せ先】
■日本トムソン株式会社 経営企画部 企画課 平山
E-mail:corp_planning★ikonet.co.jp（★を＠に変えてお送りください）
■株式会社クリーンエナジーコネクト 再エネソリューション本部 河野
E-mail:info★cleanenergyconnect.jp（★を＠に変えてお送りください）
以上
